第2回:Pythonプログラミング入門 データ型
データ型とは、データを性質にによってグループ分けしたもののことです。
既に登場した"Hello, World!"はオブジェクトと呼ばれます。
オブジェクトについて簡単に触れると、Pythonでは、同一性(コンピューターのメモリのどこに格納されているか?)、データ型(どんな性質のデータか?)、値(100であれば、100という数値を表すオブジェクトの値が100)という3つの要素で構成されます。
str(Stringの省略)型:文字列
strデータ型は文字列と呼ばれます。文字列型は1つ以上の文字の羅列で、シングルクォートまたはダブルクォートで囲まれ、表現されます。
"Hello, World!"
'Hello, World!'
この際、開始に使用したクォート(「"」または「'」)と終了時にしようするクォートは合わせる必要があります。
int(Integerの省略)型:整数
int型は整数値(1、2、3、4など)を表します。
str型と異なりクォートで囲む必要がなく、四則演算(+、-、*、/)や剰余(%)、累乗(**)が扱えます。
2 * 2
float型:浮動小数点
float型ではint型で扱えなかった小数点を含む値(1.08や9.999)を扱うことができます。
1.08 + 9.999
bool(booleanの省略)型:真偽
bool型の値は、 True か False のいずれかのみです。
NoneType型
NoneType型のオブジェクトは常にNoneという値しかありません。
値が存在しないことを表すために使用されます。