第3回:Pythonプログラミング入門 定数と変数
前回の記事
第2回:Pythonプログラミング入門 データ型 - 週末SEのメモブログ
でPythonのデータ型について紹介しましたが、
今回の記事では、それらの使われ方について紹介していきます。
定数
定数とは、絶対に変わらない値のことです。今までの記事に登場した数値はすべて定数で、2は常に2であり、1.08は常に1.08です。
変数
定数に対して、変数は参照している値を変更することができる値のことです。
よく箱と例えられます。Aという名前の箱を用意して、その中に3という数字を入れたり、100という数字を入れたりできます。
変数への代入
変数について触れましたが、変数は1文字以上の文字の集まりでその名前を定義されます。そして代入演算子(=)を使用して値が変数に入れられます。
int a;
a = 100;
# または
int a = 100;
C言語やjavaでは、上記のように変数のデータ型を宣言してから値が代入されます。
しかし、Pythonではこれを簡略化し、代入演算子を使って値を代入した時に変数が作成されます。
a = 100
変数のインクリメント
変数について紹介したところで、プログラムでよく登場するインクリメント(増加)について触れます。ある変数に対して、1を足す式を再代入します
a = 100
a = a +1
Pythonでは、これを下記のように省略して記載できます。
a = 100
a += 1
変数のデクリメント
インクリメントに対して、デクリメント(減少)させる処理もプログラムではよく登場します。こちらも表記についてはインクリメントと同様です。
b = 100
b = b - 1
# または
b = 100
b -= 1
int型について例示しましたが、他のデータ型についても代入の方法は同じです。
変数名の制限(注意点)
変数名には自由に名前を付けることができますが、以下の4つの制限があります。
- 変数名にはスペース(空白文字)は使えない
- 変数名には、文字、数字、アンダーバー(_)記号のみ使える
- 変数名の1文字目に数字は使えない(アンダーバーは使えるが、アンダーバーで始まる変数名は特別な意味を持ちます(後述))
- Pythonの予約語は変数名に使えない(
https://docs.python.org/ja/3/reference/lexical_analysis.html#keywords
)